現場の状況が、見えない。

こんにちは。アドマーラ・エグゼクティブ担当です。
実は私、一部上場企業で管理職をしていました。主に人財育成と顧客対応、営業方針の策定と実施、数値管理など…。要するに、なんでも屋ですね。(笑)

ご縁があって現職についています。


さて、皆さんは「報・連・相」という言葉はご存知ですよね。

「報告・連絡・相談。」
いつ頃から言われ始めた言葉かとちょっと調べてみました。

1982年に当時の山種証券株式会社(現・SMBCフレンド証券株式会社)社長の山崎富治氏が発案した言葉のようです。

・【報告】:部下が上司の指示に取り組みつつ、途中経過を報告すること。

・【連絡】:自分の意見や憶測を含めない関係者への状況報告。

・【相談】:自分だけで業務上の判断が困難なとき、上司に意見をきくこと。

(「これからは「報・連・相」より「確・連・報」が効く」東洋経済オンライン2017/06/15 江口克彦氏署名記事より引用)


山崎氏は「報・連・相」により全ての社員が容易にコミュニケーションを取れる職場を目指してこの言葉を唱えたのです。

しかし、いつしか誤った使いかたが幅を利かせていまや上司が部下にマウンティングを仕掛けるときの武器に成り下がってしまいました。私の職場でもそうでした。

・【報告】現場についての詳細な報告

・【連絡】自発的に伝達すべきことをすすんで連絡

・【相談】些細なことでも何かを始める前には相談

といった具合です。


経営幹部の中には現場が清書した「作文」を経営判断に用いるケースも少なくありません。

そして、問題が起こると現場の管理者の責任に転嫁する。

これでは、現場は委縮しモノを考えなくなります。イエスマンしか生き残らなくなる。
そして、イエスマンは上司の顔色を窺って、事実を脚色した内容で報告を行う。

いつしか会社が「巨大なウソのネスト構造」になっているのです。

それに気づくときは、大体不祥事が露見するときと相場は決まっています。


皆さんの会社はどうですか?

もし、「あれ、俺ひょっとして報告物で部下を縛り付けてないか?」

という自覚がある方がいらっしゃれば、かつて私も患ったこの<偽りの「報・連・相」>から卒業しませんか?

では、その代わりにどうしたらよいのでしょうか。

私は、1対1の「コミュニケーション」を図ることで、バイの人間関係を構築することだと考えます。いわゆる「ワン・オン・ワン」トレーニングです。

相手の悩みや心配事を含めたコミュニケーションで、人間関係を深化させる。

それにより、部下が自発的に情報を上げてくる環境を整備する。これだと思います。


私どもアドマーラでは、組織ののコミュニケーションギャップについて研究・分析を行った結果、1on1コミュニケーションの重要性を提唱しております。

アドマーラでは、心理学やキャリアカウンセリングの理論を基礎にしたエグゼクティブ向け「1on1研修」を実施しています。

組織を変えられるのは、エグゼクティブであるあなたをおいて他にいません。

ご関心を持たれた方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。


経済のグローバル化が進む今こそ、企業の内部統制やガバナンス、コンプライアンス面を世界標準に合わせることで、企業活動の透明性やブランドの信用・企業の知名度を向上させるよい機会だと思います。よい人材が集まります。よい顧客との関係が生まれます。

人財は資産です。コストではありません。利益の源泉なのです。

しかも、この資産はあなたの決断でいくらでも増やすことができるものなのです。

Ad Mala Exective

岡田早代子が率いるチームアドマーラのビジネスパーソン向けサイトです。 ビジネスに忙しい皆様へ向け「コミュニケーションスキルの向上」「家族関係の改善」など エグゼクティブからマネージャー・新入社員まで 個性を発揮し組織で活躍するためのスキルアップに幅広く対応いたします。

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